沖縄を狙うグレービジネス「著作権・肖像権」ゴロに気をつけて！

著作権ゴロとは書きましたが、著作権を主張することはまったくもって問題ではなく、むしろ著作権・肖像権を無視する方に問題があるということを最初に明記しておきます。

しかし、これを利用してちょっと行き過ぎな事例が横行しているようなので、注意喚起も含めてここに書き留めておきました。

「沖縄人は著作権に疎い」

これはもう、残念ながら沖縄の方もお気付きの通りだと思います・・・。

すべての人がそうではないにしても、喫茶店のアーケードに描かれた「ドラ○ンボール」や「ア○レちゃん」のイラストなどよく見かけるのが沖縄クォリティ。

※沖縄をバカにしているのではなく、内地（本土）も田舎に行けばまだまだ多いのです・・・。

那覇や浦添などはかなりそういう店も減ってきているのですが、お気をつけいただきたいのはWEBでの事なんです。

著作権に疎い人を狙って行われる「著作権・肖像権ゴロ」

WEBにおける著作権ゴロとはどういうものか、かいつまんで説明を致しますと、

「あなたのWEBサイトに載ってる画像、契約結んでないのに無断使用してるのでお金払って」

ということです。

これまでであれば、「掲載をやめて下さい」ということが多かったのですが、最近はいきなり訴訟の話にもつれ込むことが多いようです。

これだけならまあ正当な話（十分世知辛い・・・）なのですが、問題は「過剰な示談額」にあると言えます。

示談額は数百万になることも

実際、示談という形で個人なら数十万、企業なら数百万の金額を提示されているようです。

払わなければ訴訟するということで、なんとも手痛い仕打ちを受けることになります。

パンフレットやリーフレットに気をつけて！

パンフレットやリーフレットに載っている写真やイラストに著作権があり、その著作権保持者が訴えを起こすというものが最近非常に多いです。

これは悪いのはパンフレット等を無断複製（PDF・画像化）し、掲載した側になります。

特にややこしいのは期限付きの著作権・肖像権を適用しているものです。

画像の使用条件をよく見ましょう

素材写真や画像を探す際は画像の使用条件をよく確認しておくのが良いと思います。

使用条件が定義されていない＝無断使用不可と考えて下さい。

およそすべての画像に著作権はついてくるものだと考えて差し支えありません（公共物など一部除かれる場合があります）

私、恥ずかしながらしばらく前にモデルの真似事みたいなことをしていた時期がございまして、モデルにはだいたい３年とか５年といった契約期間が設けられます。

ちょっと使ってもバレないでしょ！　いえいえ・・・。

ここで問題なのが、期間を過ぎた画像をプロダクションサイドの人間が画像検索を使って探す事があるようなのです。

最近、画像検索の精度が非常に上がってきております。

以前のWEB環境を考えると、類似の画像を探すのはとても簡単になっております。

示談金欲しさのアラ探し、まさに著作権ゴロ！と言いたいところですが、あくまで不正使用してる方がマズイというのが弁護士さん方の見解です。

知らなかったという人も多いでしょう。心情はお察ししますが、このような事にならないように注意していただきたいところです。

これから増えそうな著作権ゴロ

キャラクターが入ったグッズ、キャラクタープリントをしたお菓子、YOUTUBEに載っている動画をダウンロードしたものを再アップ

・・・などなど色々あると思います。

著作物には並々ならぬ努力が込められている場合が多いです。

その努力をあざ笑うかのように著作物を無断使用するのは、当然許されることではありません。

しかし不可抗力である場合や、良かれと思ってやった末、ありえない示談金で著作権ゴロにたかられる場合もあると思います。

万が一、そのような「著作権ゴロ」に引っかかった場合は自分で示談に応じず、著作権・肖像権・インターネット事案に強い弁護士を通すことを強くおすすめします。